大人の発達障害、引きこもり者:親子の生き直しコーチング

2019/07/12

 

発達障害と引きこもりと親の関係

レールから外れた非行を犯した少年少女たち、少年の頃を振り返って教えてくれた。ヤクザ者が、心に引っかかっている思いを真剣に教えてくれたメンタル(思考)の実話を披露しよう。

 

この人生のレールから脱線した人たちが教えてくれたメンタル(思考)は、自室にひきこもる理由のヒントになる。自宅の一室に閉じこもっている方に共通のメンタル(思考)と思われる。

 

でも、自室にひきこもる事は、口笛を吹くではない。真逆の「生きる苦しみ」を毎日毎日背負っている。当方もこの「生きる苦しみ」を味わい、抜け出した経験者だから。

 

自宅の中での安心は、衣食住を確保する事ではない。親の方からよく聞く「なに不自由をさせているのではない」!と言われる。子供たちは衣食住とか金銭とかではない。「安心できるメンタル」を求めている。親側の人の思考が次元が違うのでは。

 

それでは、人生のレールから脱線した人たちのメンタル(思考)をご紹介しよう。知って、何かに気付いていただけたら幸いだ。

 

 

非行男子中学生が教えてくれたメンタル(思考)

「家の中に居場所が無いから外に出る」。「夜になれば、両親が揃い、居場所がなくなるので、暗い夜の世界に非難する」。「夜になれば行く場所も限られるからコンビニの前に行く」。

 

「そこには自分と瓜二つの居場所が無い子たちが集まって来る」。「夜になればする事がないので、やれる事と言ったら悪い事だけ」。「自然とスリル満点の窃盗や、暴走や、学校への侵入などの犯罪行為をするようになる」。

 

「別に物が欲しいとかは無いけど、虚しい時間つぶしとみんなで一緒にいる事を楽しむようになった」。「気がつくと、家の外で虚しい時間をつぶす事が習慣みたいになる。ドップリ浸かっていた」。「誰かが引き戻してくれなければ引き返す事はあり得ない」。

 

「自分では虚しさを感じているが、家は親の家でありモンスターが住んでいて居場所が無いから家の外で暮らし続ける」。

 

 

ヤクザ者が教えてくれたメンタル(思考)

「刑事さん、ワシはゴロツキじゃけんのぉ!刑務所とシャバの往復みたいな事をやっとるじゃが、ワシでも人生の分岐点があったんじゃけん」。「小学2年生のころなんじゃ」。「そのころに戻れたら、普通の人生になっているかもしれんのよ」。

 

「ワシは母子家庭育ちなんじゃけん」。「当時、ワシの母親は子育てを放棄していたんじゃ」。「まったく子供には関心がなく、ワシの思い出の中にも何にもないけんの」。「今、思い返せば、幸せに浸るどこにも自分がおらん」!「荒んだ気持ちしか出て来んのんじゃ」。

 

「刑事さんは悪るさしでかした少年少女を担当するのじゃろ〜」。「教えてやってぇな〜 、子供のころ、それも小学低学年のころを大切に生きろよ」!「"小学生のときの生き方が、一生を決めるから"ということを真剣に教えてやって欲しいな〜」。

 

「まぁ!そこには親の子育てがあるから、子供だけの事ではないから難儀なんよ」。「でも、親がちゃんと子育てしたら極道者はいなくなる」。「刑務所にも入らんでもええ」。「真っ当な人生を送れるよ」と真剣に教えてくれた。

 

 

発達障害の関係者さんが教えてくれたメンタル(思考)

 

自己診断で発達障害を疑うおじさんの場合

「家は柔道の道場です」。「小さなころから武道の作法のような養育を受けて来た」。「俺の意見は、話す環境下になかった」。「いつも道場にいるみたいで窮屈な家で生きてきた」。「気がついてみると、ビクビクする自分ができていた」。「だから、勉強に逃げている子供だった」。

 

「勉強ができれば怯えが軽くなる」。「でも、社会人になり、上司の指示、命令が聴けなくなっていた」。「上司の前ではビクビクしているが、部下にはキツく指示・命令を出すので、板挟み状態になり業績は落ちるばかりだった」。社会人になってはじめて「生きづらさ」を感じた。

 

「なぜなら、上司の前では指摘される事を怖れていたからやり過ごしたらオッケーだ」。「部下には上から圧力をかけて抵抗が出ないよう防衛するために命令するので部下からも避けられていたから」。「本当に職場では生きづらさを感じていた」。

 

 

小学生のころ発達障害という病名を告げられていた社会人の場合

同期入社の人からも新人社員教育現場でも早くもハネられていた男性が、異動した別の職場でもハネられた。この男性は、人当たりは驚異的高得点で、返事もツヤがある。表面的には社交性が満点に限りなく近い。

 

でも、業務はできなかった。任された業務は、気持ち良く受けるが優先順位がつかず、中途半端で一つの業務が終わりを見ない。その職場では、3ヶ月ほどは表面化しなかったが、徐々にビクビクしている事が表面化してきた。この男性の親は、地方の公務員だった。

 

 

大学生のころ発達障害の病名を告げられていた社会人一年生の場合

職場では、ビクビクしているのが部外者でもわかるような素振りする "緊張が見える化" している男性だ。

 

職場の中では、優先順位がわからないようで、チグハグな業務を行う。結局入社してから半年後に自己都合で退職した。この男性も親は地方の公務員だ。

 

 

うつ性の疾患を治療中に発達障害の病名が追加された女性の場合

この女性は働き始めて2、3年経ったころ、うつ性の病気を発症し、治療の過程で発達障害の病名が付いた人だ。

 

こだわりが強く、周りの空気が読めず自己主張をするので、上司にも逆らった結果、働けない状態になり休職後退職に至った女性。

 

この女性の親も地方の公務員であり、母親がヒステリック、依存的な特徴もあり幼少期から病んでいたような女性だ。

 

 

大学生のころ発症した現在も苦しんでいる社会人一年生の場合

小学生のころからビクついていたが、それほど目立たない箸が転んでも笑う子だった。

が、大学生になり鬱病が発症し、二十歳超えてから発達障害と診断された女性。就職してから違和感が出たようで、大人の発達障害として病名を受けた。

 

この家も地方の公務員一家であり、親は二人とも自分の感情任せに大声を撒き散らす両親だ。

 

 

発達障害の関係者さんの共通事項

このように当方の経験が少ないながらも、発達障害の裏側では共通の課題が見え隠れしている。医学業界では「先天性」という言葉が使われている。当方は、「怖いから」という言葉を頭に付けると特異なメンタル(思考)の説明が容易になると考えている。

 

たとえば、

  • 目を合わせないは、人が怖いから目を合わせられない。 

     

  • 優先順位がつけられないは、自分自身の優先順位は安心できる事だ。 

     

  • 座っていられない事は、ストレスが、のしかかる。怖いから動き回れば恐怖が軽減。 

     

  • 一つの事に集中するのは、没頭すれば恐怖を忘れられるから。 

     

と解釈ができる。当方は、以前の職場で、直上司、部下が発達障害関係者だった事からこの共通事項は満更でもないと思っている。ただし、正解ではなく、ヒントにしてほしい。

 

 

現代の出版された発達障害、引きこもり関係本の特徴

当方は、出版された数ある本の中から「愛着理論」を取り上げた。この理論は、非行少年、少女から直接聞いた事を裏付けた理論である。

 

また、当方が経験した発達障害の病名を持つ人に携わり、共通の親の関与状況が裏付けられた。

この共通の課題は、「メランコリー親和型性格」の説が参考になるだろうと考える。次のような7つの特徴を指すと言われています。

  1. 正確さを求める

  2. 綿密

  3. 勤勉

  4. 良心的

  5. 責任感が強い

  6. 対人関係では衝突を避けようとする

  7. 他人に尽くそうとする

と言われています。 

 

 

発達障害の人生のレールを脱線する可能性

少年少女の非行現場では、家庭に居場所が無い課題が浮上しています。大人の発達障害は、親の「メランコリー親和型性格」が子供の養育環境に影響されているのか、非行少年少女のメンタル(思考)と一致すると考える。

 

仮に「不安(恐怖)」が先にたてば、人間の群れの中へは入っていけない。たとえば、暴力団の事務所に一般人が入って行く事を考えれば想像がつくだろう。だが、家の中でも同様の環境出すね。窮屈な親、無関心な親はそばにいるのもイヤだ。だから親と隔離できる自室に引きこもる。よって、発達障害・引きこもりの子供が抱える「生きづらさ」には、親の関与が重要な意味を呈している。

 

 

親の養育環境で決まる子供の人生

ビクビクした子供たち発達障害を発症した子供たちは、生きづらさを抱えている。この生きづらさは、「愛着理論」では、生後遺伝の「第二の遺伝」と言われているようだ。

 

子供は乳幼児期から幼児期の生後半年から2歳までの物心がつく前に、親の養育環境が刷り込まれている。キーワードは「安全地帯」と「不安」で、親の養育環境の不備が埋め込まれるわけだ。刷り込まれるメンタル(思考)は、ものごとの捉え方、思い方、感え方を無意識領域に刷り込まれるという説。

 

この刷り込まれたメンタル(思考)は、無意識領域の話だ。意識できないメンタル(思考)が刷り込まれている。

 

自分の「普通」という状態になり現れる。自分の中では ”普通” と思ったり考える事がネックになるわけだ。

 

たとえば、発達障害の方に「いつもビクビクしているね」と向けると拒否が帰ってくる。自分では意識していない普通の事なので気が付かない。カンセリングではこのような無意識領域にアクセスするので、結果として気づく。

 

 

「愛着理論」上では誰も悪くはない

実は、子も苦しみますが、親も苦しんでいます。発達障害の親子は、たくさんいる。

江戸末期から昭和の戦争に関して、親の親、その前の親は、無関係ではないようだ。この背景には「望まれない妊娠」問題がある。生まれてきた子供は物として譲渡されていた時代の話だ。現在の犬猫の譲渡と同じイメージ。

 

戦争孤児や、育児放棄や、子供の譲渡などいっぱい残っている。その劣悪な環境で成長した人間は、自分の無意識領域にメンタル(思考)に不備が潜在している。

 

わかりやす期表現すれば「親の呪縛の連鎖」だ。哺乳類は育児放棄されて成長したら、やっぱり育児放棄をする。この育児放棄は地球に生きとし生けるもののルールか。動物園ではよく聞く。

 

だから、発達障害、引きこもりの子供だけの課題ではない。

 

 

発達障害、引きこもった子供の親

いまの日本の社会問題は、苦しむ子供の課題ではない。親の課題でしょう。親は自分の心肺が停止するまで課題を背負って生きてゆくのです。楽になるのは逝ってしまってからでしょう。

 

いまの親は思考停止です。だから、停止状態を解除するヒントの提供します。

たとえば、子供が引きこもったら、数千万の準備金が必要ですよ。なぜなら、引きこもった子供を保護するのは、親です。生活保護制度はムリでしょう。月間生活保護費受給額を105,000円として計算すれば、すぐにわかります。

 

生活保護受給者は、医療費は免除ですが、引きこもりの場合は、本人負担です。さらには、親の生活費、老後の資金も加えたら、いまの年金問題の2,000万円は軽くオーバーしますね。

 

親が、本気にならなければ事態は晴れ晴れしないでしょう。親が思考を働かせる事が第一歩です。親にしかできない事があります。

 

「国が、行政がやればいい」!ではありません。テレビドラマのような水戸黄門も、東山の金さんも解決人は現れません。いま、日本はお金が無く頭を抱える国ですから、お国や行政を頼りにしないで、自力解決する方向で考えられたらどうでしょうか。

 

 

生き直しコーチング

ここで大切な事項を押さえておきたいと思う。人はみんな違うということを。同じ日本の国に住み、日本語を使う人ですが、みんな違う養育環境で育っている。だから正解は無い。「べき論」ではないということをベースに置かれておいてください。

 

 

生き直しコーチング:発達障害、引きこもりの親子のため

子どもが親をはなす事で親の呪縛を解き、もう一度自分のメンタル(思考)を再構築してアイデンティティを持って生き直す。

 

 

生き直しコーチング:引きこもり親子の対立

お互いの苦手な部分を知って素直に納得する。

他人と比較などしないで素のままの親であり、根拠のない期待、要望などしない生き方を得る。

 

 

生き直しコーチング:やり方イメージ

子供の生きづらさ解放し、メンタル(思考)を解放する。自己開示で親の不完全な部分を気づいて受容し、素直に納得するメンタルコーチングで導く。

 

 

生き直しコーチング:親の生きづらさ解消

親は、親の理想とする親子関係のイメージを認識し、理想な生き方を見つける。そのコーチングの際、自分の不完全な部分、苦手な部分を洗い出す。そして、その部分を素直に納得して対策方法を浮上させる。

 

 

生き直しコーチング:狙い

親子ともに生き直しコーチングを通して、親子の関係を破壊せず、適切な距離感、役割りを再構築する狙い。

 

 

理論解説

「愛着障害」という言葉を知っているでしょうか。この言葉は、「愛着理論」(精神分析医ジョン・ボウルビィ 1900年代)の中に収められています。この理論は、人間は、乳幼児から2歳になるころ、養育環境によって「安全地帯」が築かれず、不安定なメンタル(思考)を無意識領域に刻み込まれる。刻み込まれたメンタル(思考)を生後の遺伝と表現しているようだ。だから、意識してもわからない思考として自分の中に潜在するメンタル(思考)の素になっている。

 

生きづらさを感じて生きている人は愛着障害かもわからない。愛着障害には、愛着システム(安定型、不安型、回避型)の理論がある。

 

当方は、

  • 岡田 尊司医師著作『愛着障害~子ども時代を引きずる人々~ 』 

     

  • 水島広子医師著作『「毒親」の正体―精神科医の診察室から―

他を読書して知りました。良書でした。

 

 

トップ画像引用元:adroman, Unsplash

Facebookでシェア
Twitterでツイート
Please reload

あなたにオススメの記事

【小学生の児童たちの未来予想図】なぜ、いまを一生懸命に生きるのか?No3

【小学生の児童たちの未来予想図】なぜ、いまを一生懸命に生きるのか?No2

【小学生の児童たちの未来予想図】なぜ、いまを一生懸命に生きるのか?No1

愉快な人生を生きるにはNo3

愉快な人生を生きるにはNo2

愉快な人生を生きるにはNo1

努力が報われない社会の日本で自分らしく生きなおす方法No.3

努力が報われない社会の日本で自分らしく生きなおす方法No.2

1/4
Please reload

言葉のアーチスト:ジョージさん

 

行政書士、警備業などの2つの国家資格取得。

 

特捜捜査官として30年間のべ5300人以上の人生再生に携わりの経験。 

「相手の使う言葉から、こころにある「何か」を察知」して、ナチュラルに質問スキルを活用してこころの明確化、寄り添いを提供。

エビデンスは、年間300冊ペースの読書(ランダム読書)で、情報編集力を毎日上書きしています。

お問い合わせ・お申し込み