
社内失業社内ニート対策退職支援相談プログラムの要旨(提言)
1、前提にあることは
日本独特の社内失業社内ニート社会問題は次の3点を前提にしています。
誰も悪くない。
誰も得をしない。
メンタル(思考)の課題。
2、実体験の社内失業の実態とは
時間がモッタイナイ。
誰からも必要とされず、自分の存在価値を全く感じることは皆無です。
それと人の厄介な次の4つの思考
意地
こだわり
コリ
ブライド
が邪魔をします。根拠もないのに大きく邪魔をしますから厄介なのです。
3、実体験の社内失業・ニートの苦しさ
当方は、41歳のとき、当時で言う「窓際族」の経験者です。
39歳で職場で脳卒中を発病し、左片麻痺、失語症の後遺症を背負った状態で無理やり復職したものの、使えない人間だったので、様子見、慣らしということで担当業務も無い管理部署で「窓際族」を1年間した経験があります。
その時の経験から次の3つのことを知りました。
人が、人から必要とされないことは、生きる理由が無くなる。
自分で脱出しないと誰も助けてくれない。
待っていたら自分の未来が潰れる。
家庭内での存在価値の実態が、社会では知られてないもう一つの苦悩です。家族に存在価値を認めてもらえないのです。
確かに生活費は納めていますが、覇気のない人はどうしても上から見られるのです。やる気の欠落した人なればその確率は高いでしょうね。
家庭内は自分らしく安らかに暮らせる空間ですが、この場所でもうつ状態に墜ちるのでやってられないでしょう。
4、私の社内失業・ニート実体験紹介
発病からリタイア後までの軌跡をご紹介します。
順調に人生の階段を登っていたときの39歳で重度障害者になりました。
障害は待っていても復旧しません。
障害を背負ってしまったら、リハビリテーションを自分がやった量だけ「障害に慣れる」のです。この「慣れる」が「回復」の意味です。
誰も代わりにリハビリテーションをやってはくれませんから自分がやらないと復活しません。
もし、自分がやらなかったら、死ぬまで寝たきりです。まだ、40歳前後で寝たきりは考えられません。
自分の現在地と目標地を決めました。
40代はリハビリテーション。
50代は現役の準備期間。(現在55歳)
60代が自分の人生の現役。
合言葉は「今に見とけよ〜!」
私は下の子が大学生になった年に50歳で安定した公務員を退職し、横浜で第二の人生をスタートしました。この50代は準備期間です。
「試す事に失敗はない!」という言葉を胸に、医療コンサルティングの会社を創立しました。
医療現場は、施設・機械などは医療機関のものですが、税金で成り立っている医療空間は患者さんのものです。私は7回以上の全身麻酔手術を経験した病床上の専門家ですから、医療関係者とは真逆の視点・視野を備えています。
5、社内失業ニート退職支援相談プログラムとは
雇用している会社、社内失業・社内ニートの方どちらも損していますし、日本のためになりません。
この背景には日本の「解雇規制」が存在しますが、その規制を回避して未来を明るくするための支援方策です。
6、社内失業ニート退職支援
①コンセプト
「よく決心したねありがとうございます」をゴールに!
②実施上のポイント
1.マインドセット
人のマインドは大きく分けて二つになると言わています。それは
硬直マインドセット
しなやかマインドセット
です。
「人は変わらない!」と言われていますが、しなやかマインドセットの人は変われます。
ただ、硬直のマインドセットの人は難しいようですね。
でも、コーチングの様々な理論的には変われますからチャレンジしてみましょう。
人は、自分の記憶によって判断、決定していますので、自分の記憶
学習記憶
経験記憶
方法記憶
をアップデートすれば良いのです。知る努力を勧めます。
2.モチベーション3.0
いまは、パラダイムシフト中と言われています。常識も標準も普通さえも変わっています。もちろん、人の動機も移り変わっています。
人のやる理由(動機)は、以前は外的動機だったものが、今は内的動機になっています。
わかりやすい表現では、「飴と鞭」だったものが、「楽しさ、やりがい、自分らしく」というものに移行しています。
人のモチベーションは、3.0になっています。
3.インセンティブ
研究発表内容では、インセンティブは、「マイナスの結果を呼ぶ愚策」と酷評が存在します。
4.繋がった社会
情報社会になったいま。人は繋がっていますから、恐怖・不安というものでは人のコントロールできません。
裏の世界が無くなり、透明化した社会です。
札束で人の頬を叩いたり、恫喝したりは、もう昔の物語です。
5.結論
ここまで変化した現状では、誰も学んでいない「人間取扱」の技能が必須と思われますがいかがでしょうか。
7、具体的な社内失業ニート退職支援プログラム
①ラポール(信頼の橋)をかける
共感理解により喋らせるカウンセリング。
②自分らしさを再認識
過去、現在地、目的地をコーチング。
③メンタル(思考)の環境を自分らしく変える
本来の自分らしさを取り戻すコーチング。
④設定ゴール
アファメーションのコーチング。
⑤自分らしさを再生
素直な自分に納得する穏やかな自分に気がつくカウンセリング&コーチング。
⑥重要ポイント
「環境を変える」メンターの寄り添いが重要です。
この「環境を変えよう」という言葉は、心療内科医、臨床心理士などがクライアントさんによく言う言葉ですが言い放し状態です。
なぜなら、人は変わることには本能が防衛しますから簡単に変わらない構造です。このことは人に寄り添う意識の欠落が現れていると思われます。
人は「現在地」と「目的地」が分かり「変わる理由」が生まれると防衛本能を越え、変わろうという意識が生まれます。
でも、人は継続することは苦手ですし、変わる理由も忘れます。だから、継続するメンターの寄り添い支援が必要ですね。
8、この対策の予想効果
このプログラムは社内失業者・ニートの方たちが、自分らしさを取り戻し、「過去を生きるのでなく未来を生きるため現在を一生懸命生きられる」ように、ご自身の思考が変化し自分らしく生きる理由を素直に取り戻すプログラムです。
日本の「モッタイナイ」を減少し、メンタル疾患を予防し患者さんの減少、未来を生きる人の再生し生産力の増大など日本の国益に貢献する効果を狙っています。
目標地は、「誰も損しない穏やかさを取り戻す」こととし、究極の到達地点は「ありがとう」が素直に納得のうえ出ることです。
トップ画像引用元:Iñaki del Olmo, Unsplash